Windows8 で Android 4.2 開発環境を構築する

<更新履歴>
2013年4月21日 – Java SE 6 Update 45 バージョンアップに伴い、記述を修正しました。


パソコンを Windows8 Pro (64ビットOS) にアップデート(カスタムインストール)しました。(参考サイト:これから始める「Windows 8」 Part 1:パッケージの種類とアップグレード方法64ビットのOSと32ビットのOSってどっちがいいのだ?って言うか何が違うのだ?

まっさらになったパソコンにAndroid環境を再構築してみます。今回は、Javaの脆弱性が騒がれた直後でもあり、公開JREをインストールしたり、Javaのパスを設定したりすることなしの環境構築にトライしてみます。(参考サイト:単体で配布されているJREとJDKの中のJREとの違い

Windows8 の初期画面は、「タイル」と呼ばれるアイコンが並んだスタート画面になります。「タイル」の「デスクトップ」をクリックするか、「Windows」キーを押しながら「D」キーを押して、見慣れたデスクトップ画面に切り替えてから作業を開始します。(参考サイト:Windows 8で[スタート]画面をスキップしてデスクトップを表示する

スタート画面に戻りたい場合は、デスクトップ画面の左下隅にマウスを移動してあらわれる画面をクリックするか、「Windows」キーを押します。(参考サイト:Windows 8 マウスでの操作方法

画面を遷移するには、「Alt」キーを押しながら「Tab」キーをクリックします。(参考サイト:Windows 8、Windows RT のショートカット キー

Webブラウザは、デスクトップ画面左下のインターネットエクスプローラアイコンをクリックして起動するものを利用します。スタート画面の「タイル」の「Internet Exploler」や、他のWebブラウザの場合は、以後の説明と微妙に挙動が違うので、適宜判別してください。(参考サイト:Windows 8の Internet Explorer は2種類ある

0.ファイルタイプを表示するように変更(兼Javaのインストール状況確認)

Windows標準設定のままでは、ピリオド(.)以降の拡張子が表示されません。圧縮ファイルは「xxxxx.zip」、実行ファイルは「xxxxx.exe」というように、拡張子が表示されるほうがファイルタイプが判別しやすくなります。

Windows8の場合、ファイル拡張子の表示は、エクスプローラを起動し、表示タブをクリックし、「ファイル名拡張子」にチェックを入れることで可能です。(参考サイト:ファイルの拡張子を表示する

が、Javaのインストール状況確認を兼ねて別の方法で変更してみます。

まず、デスクトップ画面の右上隅(または右下隅)にマウスを移動すると右側からスッと現れる「チャーム」と呼ばれるメニューから「設定」を選ぶか、「Windows」キーを押しながら「I」キーを押して「設定」を開き→「コントロールパネル」→「プログラム」→「プログラムと機能」を選択し、インストールプログラムの一覧を表示します。カスタムインストールをした結果、Javaがインストールされていないことがわかります。

  1. インストールプログラムの一覧の上にある「整理」をクリック→「フォルダーと検索のオプションの変更」をクリックします。
  2. 「フォルダーオプション」画面が開いたら、「表示」タブをクリックし、「登録されている拡張子は表示しない」のチェックをはずします。

※「チャーム」は、「Windows」キーを押しながら「C」キーを押しても表示できます。
※「プログラムと機能」は、「Windows」キーを押しながら「X」キーを押すと左下に現れるコンテキストメニューからも選択できます。(参考サイト:これから始める「Windows 8」 Part 3:Windows 8で戸惑わないための8つのポイント

1.Eclipse・ADT・Android SDK のインストール

Eclipseに ADT (Android Development Tools:アンドロイド開発ツールプラグイン) と SDK (Software Development Kit:ソフトウエア開発キット) がパッケージされた「ADTバンドル版」をインストールします。EclipseはJavaのIDE (Integrated Development Environment:統合開発環境)で、AndroidのソースプログラムはJavaで記述します。

Eclipseを実行するにはJRE(Java SE Runtime Environment:Java 実行環境)が必要になりますが、ADTバンドル版はJREを同梱していません。ダウンロードしたZIPファイルを解凍後すぐに起動しようとすると、「A Java Runtime Environment (JRE) or Java Development Kit (JDK) must be available in order to run Eclipse. No Java virtual machine was found after searching the following location: C:\adt\eclipse\jre\bin\javaw.exe javaw.exe in your current PATH」とJavaがインストールされていないことが原因のエラーになります。起動できるようになるのは、この後の手順「3.JDKのインストール」を済ませてからになります。(参考サイト:ADT Eclipse + WindowBuilder

  1. Get the Android SDK の「Download the SDK ADT Bundle for Windows」をクリックします。
  2. 「Before installing the Android SDK, you must agree to the following terms and conditions.」に対して「
  3. 「adt-bundle-windows-x86_64-20130219.zipのダウンロードが完了しました。」と表示されたら、「ファイルを開く」をクリックします。
  4. 「圧縮フォルダーツール」画面が開くので、「展開」タブをクリックし、「すべて展開」アイコンをクリックします。(参考サイト:[Windows 8] Zip形式の圧縮ファイルを展開する方法を教えてください。
  5. 「圧縮(ZIP形式)フォルダの展開」画面が開くので、「ファイルを下のフォルダーに展開する」欄を「C:」にし、「完了時に展開されたファイルを表示する」のチェックはいれたまま「展開」をクリックします。
  6. 「ドライブツール」画面が開くので、「adt-bundle-windows-x86_64-20130219」フォルダが作成されているのを確認します。「adt-bundle-windows-x86_64-20130219」フォルダをクリックし、「F2」をクリックするとフォルダ名を変更できるようになるので、冗長なフォルダ名を「adt」(任意)に変更します。変更したら、「adt」フォルダをダブルクリックし、「eclipse」フォルダ、「sdk」フォルダ、「SDK Manager.exe」ファイルが解凍されていることを確認します。

注意点として、解凍後のフォルダ名を「adt」とリネームするのは大丈夫ですが、フォルダの移動は Setting Up the ADT Bundle に以下の記載がありすすめません。
「Caution: Do not move any of the files or directories from the adt-bundle-<os_platform> directory. If you move the eclipse or sdk directory, ADT will not be able to locate the SDK and you’ll need to manually update the ADT preferences.(注意:adt-bundle-<os_platform>ディレクトリから、ファイルやディレクトリを移動しないでください。EclipseあるいはSDKディレクトリを移動した場合、ADTはSDKを見つけることができなくなり、手動でADTの設定を更新する必要があります。)」

2.Eclipse日本語化プラグインのインストール

ADTバンドル版は日本語化されていません。日本語化するにはMergeDoc プロジェクトの Pleiades を使う方法と、Babel プロジェクトの言語パックを使う方法がありますが、Pleiades を使う方法をとります。「dropins」フォルダ配下にPleiades プラグインをインストールし、起動設定ファイルの「eclipse.ini」ファイルを書き換えます。(参考サイト:Android SDK r21のEclipseを日本語化しようUbuntuTips/Application/EclipseJapaneseSetup

「eclipse.ini」ファイルは、Eclipse を起動するのに重要なファイルです。誤って書き換えたことによって動作しない場合に備えてコピーをとっておくことをお勧めします。書き換えたことで万一起動しなくなった場合にバックアップがあれば安心です。具体的には、「eclipse.ini」ファイルをクリックして選択状態にし、「ctrl」キーを押しながらエクスプローラの空いている空間までドラッグしてから離し「eclipse – コピー.ini」ファイルを作成しておきます。Eclipseが起動しなくなった場合には、書き換えた「eclipse.ini」ファイルを削除し、「eclipse – コピー.ini」ファイルをクリックして「F2」をクリックし「eclipse.ini」ファイルにファイル名を戻します。

「eclipse.ini」ファイルは、メモ帳で開くと1行で表示されてしまうので、ワードパッドを利用します。メモ帳で開くと改行されないのは、「eclipse.ini」ファイルの改行コードがCRになっていることが関係しています。(参考サイト:【改行コード】LF/CR/LF+CReclipseで改行コード設定 CR/LF

私自身は、サクラエディタを利用して「eclipse.ini」ファイルを編集しています。(参考サイト:メモ帳のかわりに「サクラエディタ」のインストールと使い方

  1. MergeDoc Project のPleiades プラグイン・ダウンロードの 安定板 1.4.0 最新板 1.4.x をクリックします。
  2. 「pleiades.zipのダウンロードが完了しました。」と表示されたら、「ファイルを開く」をクリックします。
  3. 「圧縮フォルダーツール」画面が開くので、「展開」タブをクリックし、「すべて展開」アイコンをクリックします。
  4. 「圧縮(ZIP形式)フォルダの展開」画面が開くので、「ファイルを下のフォルダーに展開する」欄を「C:\adt\eclipse\dropins\MergeDoc」にし、「完了時に展開されたファイルを表示する」のチェックはいれたまま「展開」をクリックします。
  5. 「ドライブツール」画面が開くので、「features」フォルダ、「plugins」フォルダ、「readme」フォルダ、「eclipse.exe -clean.cmd」ファイル、「pleiades-1.4.0.I20130222」 「pleiades-1.4.2.I20130303」ファイルが解凍されていることを確認します。
  6. 「Alt」キーを押しながら「上矢印(↑)」キーを2回押して「C:\adt\eclipse」フォルダへ階層を移動します。
  7. 「C:\adt\eclipse」フォルダの「eclipse.ini」ファイルを右クリック→「プログラムから開く」→「ワードパッド」をクリックします。
  8. 「eclipse.ini」ファイルの最終行「-Declipse.buildId=v21.1.0-569685」の下に「-javaagent:dropins/MergeDoc/plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar=default.splash」の記述を追加します。文末に「=default.splash」を記述するかしないかで起動スプラッシュ画面が変わります。記述するとADTオリジナル版に、記述しないとPleiades版になります。(参考サイト:ADT Bundleのかっこいいスプラッシュ画面が表示されなくなった
  9. ワードパッドメニューの「ファイル」→「終了」をクリックします。
  10. 「C:\adt\eclipse\eclipse.ini への変更内容を保存しますか?」と問われるので、「保存する」をクリックします。

3.JDKのインストール

Android開発の統合開発環境として利用するEclipseの実行にはJRE(Java SE Runtime Environment:Java実行環境)が必要です。「Eclipse.exe」ファイルのあるフォルダ配下に「jre」フォルダを作成し、そこにJREを配置すると、Eclipseの起動に最優先でこのJREが使用されます。この方法で、Javaのパスを設定しなくてもEclipseの起動が可能です。

起動はJREがあればOKですし、JavaソースのコンパイルにはEclipseの内臓コンパイラが使用されるので、コマンドプロンプトでJavaソースをコンパイルする場合には必要なJDK(Java SE Development Kit:Java開発キット)は必須ではありません。けれども、デバック時にコンパイルエラーがあってJavaのAPIにステップインした場合、JDKの「ソースコード」がないと「ソースが見つかりませんでした。」と警告表示がでます。また、SYSTEM REQUIREMENTSを確認すると「JDK 6 (JRE alone is not sufficient)」と表記されています。表記に従って、JDK6をインストールすることにします。

なお、Java のバージョン6 は Update 43 (JDK 6u43)のリリースをもってアップデート提供を終了するとしていますので、今後はJava のバージョン7 をインストールせざるをえなくなるかもしれません。(参考サイト:Red Hat、OpenJDK 6のメンテナーへAndroidプロジェクトコンパイル時に “Android requires compiler compliance level 5.0 or 6.0. Found ’1.7′ instead. Please use Android Tools > Fix Project Properties.” エラーが発生しビルドできないAndroidでjava1.7をどうしても使いたい場合はこうしたらええで

Java のバージョン6 は  Update 43 止まりかと思ったら Update 45 が来ました。(参考サイト:Oracle、Javaの定例クリティカルパッチアップデートを提供開始「Java 6 Update 45」で最終パブリック!「OSX 10.6」向けのサポートはどうなる?

Java のバージョン6 はサポート終了になりました。アーカイブからJava6をダウンロードするか、Java7をインストールした後、Eclipse メニューの「ウィンドウ」→「設定」→「Java」→「コンパイラー」→「コンパイラー準拠レベル」を「1.6」に設定するかします。(参考サイト:Java6の開発終了を迎える。今後はセキュリティも含めサポートなし、早急にJava7に移行すべき時期が来たAndroid開発をJava 7で行うjava7からjava6に変えたいのですが、やり方がわかりません。 直サイト教えて下さい…Java7をインストール

JDKは、JREも含んでおり、ここではJDK内のJREを「jre」フォルダにコピーして起動に利用し、後述の「Eclipse の設定」の手順で「インストール済みのJRE」にJDKを指定して、コンパイルエラー時に「ソースが見つかりませんでした。(Source not found)」の警告表示がでないようにします。(参考サイト:JDK付属の「src.zip」の代わりに「jdk7src」を使ってEclipseの「Source not found」を回避する方法

なお、上記は、JavaのAPI部分にステップインする場合の話になります。AndroidSDK にステップインする場合はまた別になります。(参考サイト:デバッグに関して質問ですAndroid プロジェクトの作成から、EclipseによるSDKソースコードをステップ実行するまでの手順

「公開JRE」はWebブラウザで「Javaプラグインをインストールしてください」と言われてインストールするものに相当します。「公開JRE」はインストールしないようにして、Javaの脆弱性の危険を受けないようにしようと思います。

  1. OracleのJava SE Downloads「Java SE 6 Update 41 JDK」 「Java SE 6 Update 45 JDK」 の「DOWNLOAD」をクリックします。
  2. 「Accept License Agreement」をチェックしてから、「Windows x64」の「jdk-6u45-windows-x64.exe」
  3. 「Java(TM) SE Development kit 6 Update 45 (64-bit) – セットアップ」画面が開いたら、「次へ」をクリックします。
  4. 「Java(TM) SE Development kit 6 Update 45 (64-bit) – カスタム」画面が開いたら、「開発ツール」、「ソースコード」、「公開JRE」のうち、「公開JRE」をクリックし、「この機能を使用できないようにします。」をクリックし、「次へ」をクリックします。
  5. 「Java(TM) SE Development kit 6 Update 45 (64-bit) – 完了」画面が開いたら、「完了」 「閉じる」をクリックします。
  6. Webブラウザーのタブが増えて「Java Development Kit (JDK) Registration」画面が開き、利用登録を促されますが、登録しなくてもJavaの利用はできるので無視してタブを閉じます。 ※update 45 では表示されませんでした。
  7. 「Windows」キーを押しながら「X」キーを押して、「エクスプローラー」をクリックし、「C:」ドライブをダブルクリック→「Program Files」フォルダをダブルクリック→「Java」フォルダをダブルクリック→「jdk1.6.0_45」フォルダをダブルクリック→「jre」フォルダを右クリック→「コピー」をクリックします。
  8. デスクトップ画面下の「エクスプローラー」アイコンにマウスカーソルを移動すると起動中の「エクスプローラー」の一覧がホバー表示されるので、「Eclipse」フォルダを選択し、「C:\adt\eclipse」フォルダの空白領域を右クリックし、「貼り付け」をクリックして、「jre」フォルダをコピーします。

4.Eclipse 起動ショートカットの作成

Eclipse は、起動のたびにプラグイン情報を読み込むと遅くなるので、情報をキャッシュしています。(参考サイト:パソコンの「キャッシュ」って何?

けれども、プラグインを更新したときは、キャッシュをクリア起動する必要があります。キャッシュをクリアする起動オプションを付与したショートカットをデスクトップに作成しておくと便利です。通常起動用と、クリーン起動用のショートカットを作成します。参考サイトを以下に記します。

  1. 「C:\adt\eclipse」フォルダの「eclipse.exe」を右クリック→送る→デスクトップ(ショートカットを作成)をクリックします。デスクトップに「eclipse.exe – ショートカット」が作成されるので、今後通常起動用として利用します。
  2. デスクトップにできた「eclipse.exe – ショートカット」を右クリックし、「プロパティ」をクリックします。(または「eclipse.exe – ショートカット」をクリックし、「Alt」キーを押しながら「Enter」キーを押します)
  3. 「ショートカット」タブのリンク先欄に「 -showlocation」(-showlocation’の前に半角空白文字必要)を追記します。結果「C:\adt\eclipse\eclipse.exe -showlocation」と記述します。「-showlocation」オプションを指定すると、ADTのタイトルバーにワークスペースのパスが表示されるようになります。Eclipseのワークスペースを切り替えて利用する場合にロケーションを判別しやすくなります。(参考サイト:eclipseで現在のワークスペースディレクトリを表示Eclipse/Tips
  4. 再度「eclipse.exe」を右クリック→送る→デスクトップ(ショートカットを作成)をクリックします。デスクトップに「eclipse.exe – ショートカット (2)」が作成されます。これをクリーン起動用に編集していきます。
  5. デスクトップにできた「eclipse.exe – ショートカット (2)」を右クリックし、「プロパティ」をクリックします。(または「eclipse.exe – ショートカット (2)」をクリックし、「Alt」キーを押しながら「Enter」キーを押します)
  6. 「ショートカット」タブのリンク先欄に「 -clean -showlocation」(’-clean’の前に半角空白文字必要)を追記します。結果「C:\adt\eclipse\eclipse.exe -clean -showlocation」と記述します。
  7. 「全般」タブをクリックして、ショートカット名の「eclipse.exe – ショートカット (2)」を「eclipse クリーン起動」に書き換え、「OK」ボタンをクリックします。

その他の起動オプションについては、参考サイトを参照してください。(参考サイト:Advanced Topics in Running Eclipse

5.Eclipse の起動

Eclipseを起動しようとしたのに、エラー表示も何もでず起動の反応がない場合、「eclipse.ini」の書き換えに失敗している可能性があります。追加した「-javaagent:dropins/MergeDoc/~」の記述を削除してみて、日本語化しないバージョンが起動する場合は、記述に誤りがあります。「-javaagent:dropins/MergeDoc/~」のパスの指定に間違いがないか確認してください。

  1. 初回起動時は自動でクリーン起動になるので、「eclipse.exe – ショートカット」をダブルクリックします。Eclipse の起動スプラッシュイメージが表示されると同時に「キャッシュのクリーンアップ中… この処理は数分かかる場合があります。しばらくお待ちください。」と表示されます。
  2. しばらく待つと(30秒位?)、ワークスペース・ランチャー画面が開き、「ADT は、ワークスペースと呼ばれるフォルダーにプロジェクトを保管します。このセッションに使用するワークスペース・フォルダーを選択してください。」と問われます。「ワークスペース」は任意のフォルダを指定できますが、ここでは「..\workspace」(C:\adt\workspaceと同等)と入力することにします。「この選択をデフォルトとして使用し、今後この質問を表示しない」にチェックを入れ、「OK」ボタンをクリックします。「C:\adt\workspace」フォルダが作成されます。なお、「ワークスペース」に既存のものを指定した場合は、既存の「ワークスペース」が保持する文字コードなどの環境(以前にEclipse メニューの「ウィンドウ」→「設定」で設定したもの)を引き継ぐことになります。
  3. Eclipse(ADT(Android Developer Tools))の「Welcome!」にかぶさるように「Android開発へようこそ」画面が表示され、使用統計をGoogleへ送信するか問われるます。「はい」「いいえ」どちらかを好きなほうを選択し「完了」ボタンをクリックします。送信するのに抵抗があるなら「いいえ」を選んで差し支えありません。この選択は、Eclipse メニューの「ウィンドウ」→「設定」→「Android」→「使用統計」→「使用統計をGoogleに送信する。」の画面で変更することができます。
  4. 起動初期画面の、「Android IDE」タブの「×」をクリックして閉じます。Eclipse のメイン・ウィンドウ(ワークベンチ)が表示されます。

Eclipse起動に使用されたJREは、Eclipseメニューの「ヘルプ」→「ADTについて」→「インストール詳細」→「構成」タブをクリックして表示される情報の、「-vm」の次の行を見ると確認できます。私の場合は、29行目にEclipse起動に使用されたJREとして「C:\adt\eclipse\jre\bin\server\jvm.dll」のように表示されました。確認が終了したら、「閉じる」をクリックして「ADT インストール詳細」画面を閉じ、「OK」をクリックして「ADT について」画面を閉じます。(参考サイト:Eclipse 起動時に使用されている Java VM を確認してみよう

6.Eclipse の設定・確認

主な設定は Eclipseをチューニング 設定方法 を参考にして下さい。

  1. Eclipse メニューの「ウィンドウ」→「設定」をクリックし、「設定」画面を開きます。
  2. 左側ペインで「一般(General)」(文字の左側にある三角印をクリックするか、文字をダブルクリック)→「エディター(Editors)」→「テキスト・エディター(Text Editor)」を選択します。右側ペインで、「行番号の表示(Show line numbers)」にチェックを入れます。(参考サイト:Eclipse 3.4の各種設定と利用方法~Eclipse 3.4入門~
  3. 左側ペイン(領域)で「一般(General)」→「ワークスペース(Workspace)」を選択します。右側ペインで、「テキスト・ファイルのエンコード」が「デフォルト(MS932)」になっているはずです。「その他」にチェックを入れ、プルダウンリストから「UTF-8」を選択します。(参考サイト:android 文字コード
  4. 左側ペインで「一般(General)」→「外観」→「色とフォント」を選択します。右側ペインで、「基本」→「テキストフォント」ダブルクリックします。「フォント」画面が開き、「フォント名」が「Courier New」、「文字セット」が「欧文」になっているはずです。「フォント名」を「MS ゴシック」(先頭に@がついた@MS ゴシックもあるので間違わないでください)、「文字セット」を「日本語」に設定して「OK」をクリックします。こうすることで、キーボードの¥(円マーク)を入力したのに\(バックスラッシュ)で表示されてしまうということがなくなります。(参考サイト:バックスラッシュを入力したい
  5. 左側ペインで「Android」を選択します。右側ペインで、「SDKロケーション」に「C:\adt\sdk」が設定されていて、「ターゲット名」は最新の「Android 4.2.2」だけがあるのが確認できるはずです。ここは確認だけで終わりです。
  6. 左側ペインで「Android」→「ビルド」をクリックします。右側ペインで、「デフォルト・デバッグ・キーストア」にデバッグ用証明書ファイルの保管場所として「C:\Users\(ユーザー名)\.android\debug.keystore」が設定されているのが確認できるはずです。ここは確認だけで終わりです。「debug.keystore」ファイルは、初めてAndroidプログラムをビルドされたときに生成されるものなので、この段階で「C:\Users\(ユーザー名)\.android」フォルダを探しても存在しません。
  7. 左側ペインで「Java」→「インストール済みのJRE」をクリックします。名前「eclipse」、ロケーション「C:\adt\eclipse」にチェックがはいっているはずです。これはJDKではなくJREなので、デバッグ時にJavaAPIソースが見れず不便が生じます。「追加」をクリック→「標準VM」を選択(デフォルトで選択済み)し「次へ」をクリック→「ディレクトリー」をクリック→「フォルダの参照」画面が開くので、「コンピュータ」≫「ドライブ「C:」」≫「Program Files」≫「Java」≫「jdk1.6.0_45」とフォルダを選択し、「OK」をクリック→JRE名に「jdk1.6.0_45」が、JREシステムライブラリー欄にjarファイルが列挙されるのを確認して「完了」をクリックします。インストール済みのJREに「jdk1.6.0_45」の行が追加されます。追加されただけで設定が変わってないので、「jdk1.6.0_45」にチェックを入れます。
  8. 左側ペインで「Java」→「エディター(Editor)」→「折りたたみ」を選択します。右側ペインで、「折りたたみを使用可能にする」のチェックをはずします。これにより、Androidプログラムソースの「import」が並んだ部分が、自動で折りたたまれることがなくなります。これは好みが分かれると思うので、任意で設定します。(参考サイト:importの自動折りたたみを無効化する
  9. 左側ペインで「Java」→「コンパイラー」をクリックします。「コンパイラー準拠レベル」が「1.6」であることを確認します。Androidでは「1.6」(Java6)が使用要件になっています。
  10. 設定画面の「OK」をクリックします。

7.フィンガープリント確認プラグインのインストール(任意)

GoogleMapキーの取得などのためにフィンガープリント(証明書の拇印)を確認したいことがあります。通常は、コマンドプロンプト画面で「keytool -list -v -keystore C:\Users\ユーザー名\.android\debug.keystore」とコマンドを入力して確認しますが、今回、Javaのパスを設定していないので、「’keytool’は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されていません。」とエラーになります。そこで、プラグインをインストールして、Eclipse上でフィンガープリントを確認できるようにします。(参考サイト:Keytool plugin for Eclipse

※Javaのパスを設定していなくても、”C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_45\jre\bin\keytool ” -list -v -keystore C:\Users\ユーザー名\.android\debug.keystore」とJavaの場所を示してフルパスを入力すればコマンドは実行できます。

  1. Eclipseメニューの「ヘルプ」→「新規ソフトウエアのインストール」をクリックします。「インストール」画面が開きます。
  2. 「追加」をクリックします。「リポジトリーの追加」画面が開きます。
  3. 名前欄に「Keytool plugin」(任意の名前)を、ロケーション欄に「http://keytool.sourceforge.net/update」を入力し、「OK」をクリックします。
  4. 「インストール」画面の名前欄に「Keytool」が表示されたら、「すべて選択」をクリックします。
  5. 「次へ」→「次へ」→「使用条件の条項に同意します」をチェックし「完了」をクリックします。
  6. 「選択が必要」画面が開き、「これらの証明書を信頼しますか?」欄に「patrick Fust; Picosoft; Picosoft」が表示されているので、「すべて選択」をクリックして、「OK」をクリックします。
  7. 「Windowsセキュリティの重要な警告」画面が開いたら、「アクセスを許可する」をクリックします。
  8. 「ソフトウエア更新」画面が開き「変更内容を有効にするには、ADTを再始動する必要があります。すぐに再始動しますか?」と問われるので、「はい」をクリックします。再開するとEclipseメニューに「Keytool」の項目が増えます。

「debug.keystore」ファイルは、Androidプロジェクトを1度もビルドしていない場合は生成されていません。ですから、ここではプラグインのインストールまでが作業です。「debug.keystore」ファイルが生成されたのちは、下記のようにして確認することができます。

  1. Eclipseメニューの「Keytool」→「Open Keystore」をクリックします。「Open keystorefile」画面が開きます。
  2. 「参照」をクリックし、「C:」→「ユーザー」→「(ユーザー名)」→「.android」→「debug.keystore」とダブルクリックしていって、ファイル名欄を「C:\Users\(ユーザー名)\.android\debug.keystore」のように設定します。パスワードは「android」と入力します。「ロード」をクリックします。パスワードを入れずに「ロード」をクリックすると、「Error loading keystore!」と表示され終了してしまいます。
  3. Eclipseのワークベンチ下側の「コンソール」ビューの横に「Keytool」ビューが現れるので、ビュー内の「androiddeugkey」をクリックします。ワークベンチ上側に「androiddeugkey」タブが表示され、フィンガープリントを確認することができます。

 

これ以後は重複するので、Eclipse IDE with built-in ADT で Android 4.2 開発環境を構築する の 《9 Android SDK Managerでコンポーネントを追加する》 以降を参考にしてください。

 

なお、Android SDK Manager の実行時に、「platform-tools」のバージョンを更新すると、「SDK Manager:failed to install」画面が表示され「eclipse.exe are locking the following directory:C:\adt\sdk\platform-tools」と警告画面が表示されます。その場合は、Eclipse をいったん終了してから、警告画面の「Yes」をクリックし、Android SDK Manager 画面に「Done loading packages.」の表示がでて更新が完了してからEclipseを再起動します。